医療の世界もマニュアル化が進んでいるが、患者は一人ひとりが違う。

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【プロフィール】

筑波大学人間学類で心身障害学を専攻し(現:人間学群障害科学類)聴覚言語障害を主専攻しました。厚生省の国家試験を受け言語聴覚士として病院で働き大学の講師もしています。


どうしてその仕事をえらんだのですか?

高校の時に、隣の学校が耳に障害のある生徒のいる聾学校で交流があった。素晴らしい青年たちで、障害者のイメージが変わり、この人たちの役に立ちたいと思うようになった。大学時代はまだ国家資格ができる前で、在学中から病院や福祉センターで言語聴覚士のバイトをしていました。

 

失敗談はありますか?

山ほどある。患者さんに怒られる。患者さんのプライドを傷つけないように気をつけていても「何でこんなことをやっているのだ。私の頭は正常だ。」と。教えることよりも患者さんに教わることが多い職業です。

 

その仕事をして良かったと思う出来事はありますか?

患者さんに感謝されるのが嬉しいです。ST室に「梅本先生のやさしい笑顔で元気になりました。ありがとうございました。」と貼ってある。それと、自宅復帰、職場復帰が嬉しい。完全麻痺と失語があって身体障害者手帳1級でも復職した患者さん。年賀状をくれる患者さん。

 

今、伝えたい事・目指している事について教えてください。

医療の世界もマニュアル化が進んでいるが、患者は一人ひとりが違う。治療は仮説をたて検証していく伝統的な方法が良いと思う。「なんで」という疑問が大切。学生には覚えるのではなく、考えることを学んでほしい。

個人的に、いま挑戦していることは、スカイプを利用した遠隔治療です。

 

日本言語聴覚士協会のHP
https://www.jaslht.or.jp
facebook
https://www.facebook.com/kazumasa.umemoto.3

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